当たり前ですが、普段は初めての方にはちゃんと問診します。
ただ、こないだいらっしゃった方は何となく(問診は流そう)と思いまして。
何となく。
腰を据えて問診せずに、最低限聞けばいいかなと。
そしたら案の定「あんまをして欲しい」との事。
世の中の整骨院の先生の多くは「ウチはあんま屋じゃないんだ!」と思うことでしょう。
「じゃああんま屋行ってください」と言う人もいるでしょう。
しかし思うのですが、あんまと他の施術の境界線は何かね?と。
矯正と称して関節を動かすという行為も、所詮は皮膚越しだし。
更には脂肪組織、筋膜、筋肉とかも触ってるし。
あくまでそれは関節を触っている「体(てい)」だと思うんです。
「私の手技はあんまとは違います」と言い張っても、受け手があんまと思えばあんまです。
ウチは手技にこだわっていないので、あんまと思われればそれでいいし、整体や気功と思われればそれでいい。
身体を快適にさせているので別に何でもいいと。
んで、その方に軽く聞いていくと1年前に腰の手術をして、5年くらいはずっと整骨院に通っていた。
そこであんましてもらってたからそれでいいと。
これ以上腰は良くならんから、とにかくあんましてくれというニュアンス。
もちろん、こちらとしても何の問題もなくあんましましたよね。
気をまとわせた?あんまを。
ワンピースでも言っていました。
―――まとった覇気は敵の内部に到達し内側から破壊する―――
あ、破壊したらいかん。
まあそんな感じのあんまでその後「仕事中足のだるさを感じていないのは初めてだ」と喜んでいたので結果オーライ。
連日雪かきのしすぎで手に除雪ダコが出来ました。
タコは繰り返しの摩擦があれば誰でもなります。
しかしヘルニアというやつは、長時間歩いたり重い物持ったりしてもなる人もいればならない人もいます。
その違いは?
体の使い方と言ってしまえばそれまで。
ではちょっと具体的に。
腰椎椎間板ヘルニア。
――Hell near!
(あまりの激痛で、多くの人が「地獄が近いぜ!」と口にした事に由来)
嘘。
大嘘。
ヘルニア【突出したもの】の意。
腰椎の4番目と5番目の間の椎間板に多く発生すると言われています。
次いで5番目と仙骨という骨の間。
なんでそこが多いのかと言うと、一番負担がかかりやすいから…。
で、終わるのはつまらないので、一番負担がかかりやすい理由を。
ごく単純なんですけどね。
この冬は雪が異常で排雪も入らないせいで、バスが使い物にならない年ですね。
だったらもう、歩いてしまえと。
ずっと朝1時間歩いて来てるんです。
そんなこんなやってて、ふと自分の足を触ってみるとなんか足が締まっているな、と。
あれ?この筋肉こんな発達しているよ。
脚周りの筋肉が発達しているのなんて部活やってた時ぶり。
徒歩通勤により知らず知らず鍛えられていたようです。
もう徒歩でいいのではないだろうか。
で、歩きながらふと妄想してまして。
なぜ人は波の音で癒やされるのか、と。
波の音を聴くとリラックスすると言いますよね。
ウチの院内でも波音を垂れ流しています。
波と脳波はよく似ていて…
というか「脳」の「波」だから脳波なんですけど
波にもいろいろあって、荒波や大波、さざなみ、凪…
一般的にリラックスする波音って、凪からさざなみとかの弱いやつですよね。
その波長って、スローα波やθ波に近いものだと思うんです。
リラックス状態の脳波と同じってこと。
いや、知らんけど推測。
だから波音を聴くことで、緊張状態だった脳波もそっちに同調しようとするのではないかと。
その波のイメージも思い浮かべる事によって、より強力に同調。
そっちの方が心地よい事を体は知っている。
さらに波の間隔も脳波の間隔もどちらも一定のようでいて、しかし不規則なゆらぎがある。
1/fゆらぎというもの。
これも脳波を落ちつかせる要因。
そもそも人間は海洋生物から派生した生き物と言われているので、海とは密接な関係にあるんですね。
以上の事だけ上げてもリラックスしないわけがない。
波音聴いても癒やされないって人は、ネガティブなイメージが邪魔してるんじゃないですかね。
そういう人は別に波音じゃなくても、川のせせらぎや鳥のさえずり、雨音、木々のゆらめきなどなど、好きなやつ聴けばいいんです。
これらも1/fゆらぎ。
YOUTUBEにもめっちゃありますしね。
森林浴なんていったらもう、耳からだけでなく目、鼻、皮膚など全身で感じ取れるからより効果はあるのでしょうね。
と、まあそんなことを考えながら5㎞歩いていたわけです。
5㎞歩くって、なかなかの運動だと思うじゃないですか。1時間だし。
でも考えてみたら高校の部活の時って5㎞マラソンしてから練習入ってたんですよ。
よくサボって歩いてましたけどね。
つまり今、なかなかの運動のつもりで歩いている5㎞というのは
高校時代、部活でサボって歩いていた5㎞と同等。
しょせんその程度。
高校生こわっ
「なんか寝ている時に力が入っている気が…」
という患者さんがいらしたので、寝る時の呼吸を教えて家でやってもらったんですね。
で、布団に入ってお子さんと一緒に実践していたそうです。
すると、今まで寝付きの良い方じゃなかった子がストンと眠るようになったそうです。
それ以後寝る時に「またあの呼吸やって~」と言われると。
やっぱり、心地の良い呼吸は子供にとっても心地が良いみたいですね。
ウチの子らも基本、布団に入ったらストンと眠ります。
3秒前まで起きてたよね?ってくらい。
別に教えてはいないですけど、真横で僕が呼吸してればそれが伝播するのでね。
その患者さんはアレンジして「いいものを吸って~~、悪いものを吐く~~」ってお子さんとやっているそうで。
すごくいいアレンジ。
イメージを作りながらだとより良いですよね。
子供も楽しめる。
イメージって大事ですよね。
せっかく人間の脳にはイメージを作り出せる機能が備わっているので、それを良いことに使わなきゃ。
イメトレって誰しもやったことがあると思います。
イメトレもして体の鍛練も続ける事で、何かを閃いてレベルが上がっていくのだろうと。
人間はすごくリラックスしている状態の時に、脳波が7.8HZというスローα波というものになり、そこで閃きや潜在意識の覚醒などが起きやすいそうです。
だから新しいアイデアが浮かぶ時って、寝ている時とか風呂入ってる時が多いんでしょうね。
能力の高い人達は、日頃から自分の心身をそっちの良い状態に持って行ける人達だと思います。
そこで、ちょっとイメージして欲しいのですが…
「暖かい日の光が降り注ぐ森の中にいて、その中にはキレイな小川が流れていて、小鳥のさえずりも聞こえてきて…」とかイメージするとどうでしょう。
大抵の人はディズニーの世界に出てくるような風景を思い浮かべて心地良いと感じますよね。
しかし、中には「わたし虫が苦手だし」とか「遭難してそうで怖い」とか、イメージさせていないネガティブなとこをわざわざ作り出して拾ってしまう人もいるのです。
そういう人って、寝る前にネガティブな事を考えて眠れなくなるパターンが多い気がする。
で、そうならない訓練で、脳波をスローα波に近づける瞑想法として
息を吸いながら「よかった」と心の中で思い、
息を吐きながら「ありがとう」と喜びを味わう
というものがあるそうです。
「そんなん、誰でもできるじゃねえか」と思うでしょうが「何がよかったなのか?誰にありがとうなのか?」という事を考えてしまうと脳波が上がるそうなので、ただただ「よかった、ありがとう」を純粋に体に染みこませていくのが良いそうです。
ネガティブマシーンの人達にとっては難しいところ。
とにかく
余計な事を考えるなと。
ここ1年くらいで体重が4キロくらい増えてきまして。
昔履いてたタイトなジーンズが履けなくなり、タイトなポロシャツ達も着られなくなり、ちょっといかんなと思いまして。
考えた結果
単純に摂取量が多いからではなかろうかと。
うん、普通の発想。
施術も年々力に頼る事がなくなってきたので、エネルギー消費がしづらい。
エネルギーを使わない施術の唯一の問題点。
それで以前と同じように食べてれば、そりゃ蓄積されますわな。
最近は昼でも患者さん入れたりして、お昼が食べられない事もありました。
そんな時(ああ、今日は昼食べられなかったなあ)って思うのもしゃくなので、だったら昼抜いてしまえと。
そもそも昼なんて食わねえよと。
昼、抜きまして。
でもさすがに朝パン一枚じゃ足りないのでお茶漬けに変更。
japanese soul food ochaduke.
初めは腹減ってましたけどね。
しかし、お前に昼飯はいらないんだぞと体に言い聞かせているうちに慣れたようです。
チョコは少々食ってるけども。
そんなこんなで、今は気づけばタイトなジーンズも履けるようになっていました。
4キロ減ってた。
腹がへっこんだみたい。
んで以前、もう痩せることはないだろうと思ってた時に服達を売りに行ったんです。
昔買って、もったいないからとあまり着ることのなかったブランド服とかを色々まとめてリサイクルショップへ持って行ったんです。
そしたら
これええブランドのポロシャツよ?
お気に入りであまり着なかった高いやつよ?
ってやつが買い取り不可の方に仕分けされていたんです。
何度か来たことのある営業電話なのですが
なんとかっていう聞いたことある雑誌の中の特集で、今度地域の凄腕治療家さんを紹介するページを作るので載せる気はありませんか?と。
掲載費はなかなか高額だったと記憶しています。
なんだか10月に入ってから、体を痛める方が多いようです。
いきなり気温が下がって、普段から弱っている箇所にさらにムダな力が入って痛めやすくなるのではなかろうかと。
やはり普段から弱みを握られていると「冷え」という敵がその隙を狙ってやってくるんです。
「痛み」という弱みを治療院側に握られる事もあります。
「痛みを治したいんだからこれだけのお金を払うことは苦じゃないですよね」って感じで色々高額なことをされたり買わされたり。
痛くて辛い時って、正常な判断が出来なくなります。
それで一方的なセールストークが始まって流されるまま…。
そういった精神状態だと、良くなるものも良くならんのですね。
そういうとこ行ってウチに来る患者さんがたまにいて、もやもやをはき出していかれます。
初期の痛みの強い段階では、あまり手を触れずに高価な治療器を使うだけという治療院も多いのですが、いくら治療機器が進化しようが、まともにやっている人の施術には勝てないんですよ本当に。
2年近く前にギックリ腰で一度いらした方が、先日また腰を痛めて来院しまして。
前回施術した後に「ちゃんと通おう!」と思ったらしいのですが、思いのほか全然痛みが無くなったのでずっと来なくて済んだと。
いいことだ。
一応、呼吸や姿勢に気を付けていたらしいので、ちゃんと長持ちしてくれたのでしょう。
ただ、最初に教えた事を意識して行っていたのは良いことですが、続けていくうちに最初に教えた事とちょっとずつ誤差が出てしまい、段々と自己流になってしまっていたんですよね。
最初に教えてた骨盤の位置をまた教えたら、やはり自分でやってた位置とは違ったようで。
なので腰に段々負担がかかる姿勢になってしまったと。
本当に
腰を痛めてしまう多くの人は、腰や背中が反っているんですよ。
骨盤が前に倒れて。
前にも書きましたが、腰を反らせて立つという事は、弓なりに立つと言うこと。
その状態では地面からの反発と、荷重による上からの圧力が腰に集中的にかかるという事です。
それだけでもつらいのに、その姿勢になる事でムダにバランスを取らなきゃいけないから周りの筋肉が頑張る事になるんですね。かわいそうに。
よくギックリ腰の種類について、筋膜性のものか内臓性だか関節性だかに分けられて言われることもあるんですが、結局一緒なんですよね。
たまたまその中のどれかが先に許容範囲を超えてしまってギックリになってしまう。
だから筋膜性のギックリだからって、その他に問題がないという事ではない。
こういうのって、どのタイプのギックリ腰か時間をかけて検査判別して、タイプによって施術を変えて使い分ける。っていう人なんていないと思うんです。
ムダだから。
検査って、痛みを誘発させる動きですから、色々な動きの検査をやる度に患者さんは痛いんですよ。
何回もそんなことやってたら余計悪化するし、そこまでして原因箇所を特定するメリットもない。
だからウチではなるべく動きの検査は最小限に抑えようとした結果、あまり動きの検査はしなくなりました。
体の状態を見れば、ココが動きづらいんだろうなとかおおよそ検討がつくのであえてやる必要はないかなと。
知らんけど。
ギックリ腰とかっていうのも、体全体が整うことで勝手に治っていくもんなんです。
だからどのタイプかは知らんけど、全体に施術して良くなればそれでいいと思っています。
検査に時間をかけて
箇所を特定して
そこしか施術しないという短時間施術は
施術効果が全体に行き渡りづらいから
実際けっこう繰り返すんです。
施術時間は多少かかっても
効果が浸潤した方が
いいと思うんだなあ