前からいらしている患者さんがいまして。
前からと言っても、今回2年ぶり。
ヘルニア持ちなので、我慢できない、いよいよ限界に達したら来るという感じの人。
施術して良くなったらまた間を空けると。
で、今回来なかった間、車で後ろから追突されてムチウチになったという話し。
仮にAさんとします。
Aさん「ムチウチでめちゃくちゃ首つらかったんですよ、吐き気もしたし。そして他の整骨院で治療してたんですけど、この先生治す気ないんじゃないかなって思い始めて。」
「あら、そうなんですか?」
Aさん「なんかね、毎回めっちゃ痛い電気かけられるんですよ。もう痛いって言ってるのにさらに痛くされる。」
「あ、もしかして〇〇っていう機械じゃないですか?」
Aさん「そう、それ!あれ、全然良くならないって。余計痛くなってるんじゃないかって。」
そう、その〇〇っていう電気治療器なんですけど、それを導入している整骨院の多くは、患者さんが限界を感じたもう一段階上げて電気をかけるという…
そんなドSな電気治療器があるのかい、と。
実際のところ、一昔前とある団体がその電気治療器で強く電気をかけるといった使い方を広めたそうなんです。
それで〇〇という治療器は痛いといった認識が定着したのです。
実際、何年か前にメーカーの人に聞きましたが、「本来そういう使い方じゃないんですよ、痛くしないんですよ」と言っていました。
メーカーとしてはいい迷惑なのか、そのおかげで導入店舗が増えたから良かったのかは知らんけど。
で、Aさん「首はムチウチで痛いし、事故の相手の態度も悪くて腹立つから、3ヶ月くらい自賠責で通ってやろうと思って。」
「で、そっち行ったんですか?」
Aさん「いや、ここ来たらすぐ治されるから3ヶ月も通えないじゃないですか。だから違うとこ行ったんですよよ。でもあそこ通うのやめてから首の調子良くなってきた。」
いやいやいや、体とお金どっちが大事なんすかと。
でまあ、電気を強くかけるのがいいのかどうなのかって。
これはまあ、受け売りなんですけどね、
そもそも人間も動物も脳から体へと常に電気が流れているわけですよね。
「脳波」とかって形で。
痛いとこ、凝っているとこって、電気の通りが滞っているんです。
電気の流れが渋滞している感じ。
ということは、電気が流れすぎている。
電気信号が多すぎる。
だから、本当はその場所の電気の流れを良くしてやらなきゃならない。
では車の渋滞を例に。
車が渋滞しているのはどんな時でしょうか。
車が多いときですよね。
では車の渋滞が緩和されるのはどういう時でしょうか?
そう、車が減った時。
じゃあ電気信号も一緒。
電気信号減らしてやらにゃあ。
わかりますよね。
強くするとはどういう事か。
電気信号が詰まって渋滞している所にさらに強い電気が入ってくるということは?
より停滞してしまうんです。
だから強い電気かけまくってる人って硬いのよ。
痛みの箇所に強い電気をかけるとはそういうこと。
まあ
知らんけど
そんな時は、ムダな電気信号を減らして流れを良くする、「気を乗せた整体」を。
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