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患者教育ってそういう…

ウチに来るようになってから基礎体温上がったという患者さんがいまして。

そうです、やっぱり私の思い違いではありませんでした。

元々低い人は、尚のこと上がりやすいと思います。

 

何なら「基礎体温を上げる整体」とでも名乗って大きい顔してやろうか。

ホームページの写真を、斜に構えて腕を組んで白衣の襟をおっ立てた写真に変えてやろうか。

白衣じゃないけど。

 

 

そういえば最近は白衣着ている治療院も減りましたよね。

まあ白衣である必要がないという事ですね。 

 

そんなんもあって、私は現在ストレッチパンツとポロシャツなわけですよ。

全身ユニクロですよ。

ストレッチパンツなんて色もグレーだから患者さんに「あ、とうとうスウェットにしたんですか?」と言われるんですよ。

いやいや、さすがに最低限のTPOは守っていますよ。

 

しかし、そんな普通のおっさんだからこそ警戒心も解かれるのではなかろうかと。

 

 

こないだ初めていらした患者さんは寝違いで首が全然動かせないと。

整骨院に入って来た姿を見るとめっちゃ体固められている。

痛いから当たり前なんですが、それだけでなく何をされるか分からない恐怖心があるんだろうなと見てとれました。

でも、成分の半分は優しさで出来ている施術をしたらちゃんと安心してゆるんでくれましたからね。

 

最後にご本人も言ってました。

「整骨院って何されるか分からないから、こんなに痛いのに強くやられたらどうしよう」 と思っていたと。

んでも安心したと。

ちゃんと2回程の施術で大分良くなっていましたので、後は自己のケアで大丈夫かと。

 

 

「患者教育」という言葉がありまして。

本来の意味は『医療専門家が患者や患者の介護者に対して、自身の健康に関わる情報を伝える』 By Wikipedia

自身の病気や状態をしっかり理解してもらい、医療と協力し、その後自分自身をケア、管理することで医療から独立していく的なこと。

 

 

これを治療業界で吐き違えて教えている人らもいまして。

患者さんの悪い場所を指摘して、ちゃんと治療していかないと良くならないよと。

放っておいたら悪くなっていく一方だから通いなさいよと。

毎週何曜日の何時に必ず来なさいよと。

で、10回分くらいの回数券を買わせると。

使用期限付きでね。

これが自分の都合の良いとこだけ押しつけている『患者教育』。

 

 

めっちゃ不安になって「これで体が良くなるなら」と思って回数券買っちゃいますよね実際。

 

 

ただね、回数券って便利だけど裏を返せば「回数以内では良くならない」という事実。

いや、ハナから良く出来ない。

で回数分終わったら良くなっていなくても治ったことにして終了。

 

さて、みんな同じ回数ってどういう事なのだろうかね。

 

 

そしてさ

最初に回数券代何万円も支払ってさ

「良くならなかった」と言ってさ

ウチとかに来る人もさ

いらっしゃるのさ。

 

 

回数券買わせてそこで満足して適当な施術をされると、治療業界がそういう目で見られてしまいますのよ。

「どうせ、おたくも…」って思われるんですのよ。

 

回数券を売ることが目的ではありませんのよ。

回数券買ってもらうなら、最後まで責任を持って施術をせえよと。

「この業界技術とかは別にいらないんですよ」って教えちゃっている人もいる。

でもまず最低限の知識や技術は身につけようや。って思う今日この頃。

 

 

最後に

何度も言いますが

「体のゆがみ」とは単なる「体の力み」です。