2021年あけましておめでとうございます。
はたして今年はコロナウイルスはいなくなってくれるのでしょうか。
年末年始はご自宅で過ごされた方も多いと思います。
テレビ観たりゴロゴロしたり。
僕もテレビをぼやーっと観ていたときに何のCMかは分かりませんが、「簡単に身についたものは、簡単に追い越されてしまう」みたいなフレーズが聞こえて来てつい耳を傾けてしまいました。
逆に言うと、時間をかけてじっくり身につけたものは、そうそう追い越されないということ。
「どんぐり」のパン屋さんの「ちくわパン」は美味しい。
色んなパン屋さんでも模倣してちくわパン売ってるのにどこも微妙。
ちくわとツナ、パンのあの一体感を出せるのはどんぐりだけ。
きっとあの味は長年の研究や改良の末に生まれたものだから、どんぐりにしか出せない味。
簡単には再現できない。
本家はあのパンを作ることはもう習慣化されているからあの味になるのが当たり前になっているのかも知れませんな。
さて習慣化と言えば、世間はもうマスクをするのが当たり前の習慣になっていますよね。
ところが疫学的に、感染防止にはマスクの装着や社会的距離をとることが有効とされていながらそれに従おうとしない人達もいます。
単に面倒だからって理由だけではないようです。
人間には「作業記憶」というものがあるそうで、『作業記憶とは短時間(数十秒)だけ心に留められる情報』らしいです。
作業記憶の容量からは、知能、理解力、学習力といった様々な認知能力を予測することができると。
…ちょっと何言ってるか分かんない…
例えば2週間後までに完成しなきゃいけない仕事がある。
それまでのスケジュールを決めて、やるべき事、必要な事を過去の経験や記憶から取り出す。
この取り出した情報を組み合わせてスケジュールを立てる事が作業記憶をフルに使う部分になるそうです。
で、スケジュールに落とし込んだらその情報は作業記憶から捨てられる。
あとは電話番号覚える時とかにも使われるそうです。
この容量は元々少ないので、情報量が容量を超えるとどんどん押し出されていくと。
この作業記憶が低下していくと、「何かをしようとして目的の場所に移動したのに、何歩か歩いたら忘れた」とか「2つ以上のことを同時に出来ない」とかになるそうです。
アップデート出来なくなった古いスマホみたいですね。
で、話を戻しますが、社会的距離やマスクの着用といった、今までとは違う習慣を身につけるためには、作業記憶をフル活用してメリットやデメリットを天秤にかける面倒な意思決定プロセスを経由しなければならないと。
これがかなりの精神的な重労働で、なかなか今までの習慣を変えられない、変えたくないという人が当然出てくると。
アップデートで労力を使いたくないんだといった感じに。
そんであれこれ理由を付けて今まで通りの生活をしてしまう。
社会的距離あけなかったりマスク付けなかったりね。
…いますよね、頑なに拒む人……
でもこれをただ習慣化すれば良いだけだと思うんです。
「外に出るときは足を守るために靴を履く」
「冬は寒いからジャンパーを着る」
「トイレをした後は水を流す」
当たり前のように皆さんやっている事です。
メリットの方が明らかに大きいですからね。
これ、子供でもやっています。
だからこれと同じように「お互いの感染予防の為に距離あけたりマスクをする」ってメリットを習慣化すれば良いだけ。
とても簡単。
子供でもやっています。
作業記憶が優れた人ほど、社会的距離のメリットに意識が向きやすく、それを実行し習慣化することができる傾向にあって、作業記憶が優れていない人ほど習慣化が難しいという事らしいです。
どうですこれ、コロナ禍の習慣について行けてない人を疫学的にもやんわりディスってますよ。
どんどんアップデートしてこ!
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