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自己流

この業界、ほとんどの施術者が自己流じゃないですか。

って言われても知ったこっちゃないと思いますが。

色々学びながら自分の中で取捨選択をして磨いていって自分なりのやり方というのを確立させていくわけですね。

 

手技セミナーによっては「他の事はやらないでとにかくこの通りにやりなさい!」というものも多いですけどね。

初心者の頃はその方が安心するかも知れませんが。

そういうのはそのうち飽きて他に目移りしていくパターンですね。

 

 

 

僕は昔はマッサージをディスってたタイプでしたが、今はギックリ腰でも普段とあまり変わらないほどのマッサージをしています。ポーズとしてちょっと違うことする程度。

でも、ギックリだからとあれこれ手法をやってた昔よりも治癒力は増しています。

たかがマッサージなのに。

他の人には「は?ただマッサージしてるだけやん」と見えるでしょうけど。

 

 

ちなみにギックリ腰にしても、3日前にやらかしたギックリとついさっきやらかしたギックリとではさすがに治りが違うかなと。

「数日前にギックリして痛みがまだ取れない」という人は、施術後には動きも良くなり痛みはかなり減っているというのがほとんど。

新鮮なギックリはもう脳と体全体が「痛い」状態だから施術して整っても大体直後はまだ「痛い」なんです。

「痛い」に支配されてる状態。

でも施術後数時間経ってから段々やわらぐ。次の日朝起きたら痛いけど、その日は全然動けるレベルというのがほとんど。中には直後から良くなる人もいますけど。

 

だから僕はまだそのレベル。

けど伸びしろしかない。

 

 

 

同じマッサージでも、駆け出しの頃と今とでは全く効果が違うんですね。

治療院行っても、やり方同じなのに先生によって感じ方が全然違うじゃないですか。

だから「同じくやってるのに何であの人の方が指名の数が多いんだ?」って感じに。

 

 

なんでも初めから「自己流」だと基礎の部分をすっとばしているのでかえって時間がかかるもんなんですね。

結局またどこかで原点からやり直さなければならないので。

初めは基礎をやって、しっかり身に付いてしまえばあとは付け足すなり省くなりで「自己流」で良いと思うんです。

ピカソだって、独創的な絵ばかりメジャーになっていますけど、何も初めからああいう絵を描いていたのではなく、初期は基本に忠実なデッサン絵を描いていたんです。知らんけど。

 

 

で、ファイナルファンタジー3というファミコンのゲームがありまして。

キャラを色々なジョブにチェンジしていって強くしていくという。

戦士だったり魔道師だったり賢者だったり。

んで、初期のジョブで「たまねぎ剣士」なるジョブがあるんです。

これ初期は全く使えない無能なジョブなんです。

でも色々なジョブを経験させ、レベルを上げていって、結局終盤では最強と言われるジョブになるんです。

なんでもこなす最強ジョブ。

間違ってたらすいません。

 

なのでこの業界のみならず、飲食業界だろうがファッション業界だろうが「人と同じはいやだ」って端から逆張りしようとする人いますけど、基礎はまずちゃんとやろってこと。

 

なんの話しだか…