先日、朝家を出て歩いていたら前をランドセル背負った小学三,四年生の女の子が歩いていまして。
(近所であまり見ない子だな)と見ていたのですがこのご時世、子供の後ろを歩くと警戒されるかと思い安心感を出しつつ距離を取って追い抜こうとしたんですね。
4メートルくらい離れて横に並んだ時に、「おはようございます!」って言われて。
まさかの不意打ち。
「あ、おはようございまーす」
僕もにこやかに敬語。
「この辺カラス多いですよね」って言われたから「確かにいっぱいいるね、カラス」って。
(あ、カラスが怖かったんだな)と。
でも見ず知らずのおっさんに話しかける方が怖くない?
あまり知らんおっさんと一緒に歩くのはまずいなと思ったんで、気を付けてねって言って去ろうとしたら、「この道まっすぐ行くんですか?」って。
「そうだよ、そこのバス停までね」。
「じゃあ、同じ方向ですね」。
(えぇ~?一緒に行くって事~?この知らんおっさんと~?)。
「ウチ、今月〇〇区から引っ越して来たんです」
(あ、どうりで見ない顔)
「あ、そうなんだ、ウチ近くだよね。〇〇小学校通ってるの?遠いよね、この辺からじゃ」
「はい、でもこの町いいですよね」って……君いくつだ…?
「ウチもね、4月から小学校行く娘いるからね…」
とかなんだかんだ予定外に喋って歩いていたらバス停に着いたので、「じゃ、気をつけてね~」
「はい、さよ~なら~」という感じで別れました。
小学生にあいさつするだけでも不審者扱いの昨今。
本来なら知らんおっさんだろうが近所の大人が子供達を見守らなくてはいけないんですよね。
それが子供を警戒させないように、逆にこっちが警戒して関わらないようにしている。
それで尚子供が警戒のバリアを張る。
でも単純にこっちが警戒の空気を出さなければ良い。
こちらがピリピリするとそれが相手に伝わるんです。
これ本当。
営業とかで来る人もそう。
こちらも最初は警戒していて、ずっと警戒解けない相手っているんですよ。説き伏せようという空気ビンビン出してるヤツ。隠そうとしても隠し切れてないヤツ。
そういうヤツってよく喋る。
喋りを止めたら断られるの知ってるから練習した空っぽのトークテクニックで喋り続ける。
そんな人の名刺の会社を後で検索するとやっぱり評判良くない。
先日来た人はPayPayの営業だったんですが、例によって最初は警戒心出して対応しました。
「いや、考えてないんで」とか断ったんですが、(あれ?おかしいな、なんかイヤな空気感出してない)。
(あれ?すぐ帰ろうとしている)。
いや、ちょっと待って、ごめん、ちゃんとしてる人だ。話を聞かせて。
で、PayPayの代理店とかじゃなく本部の方だったのでちゃんとお話を聞いた上でPayPay始めました。
はい
PayPay始めました。
結局PayPay始めましたって話し。
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