もう80才過ぎの患者さんなんですけどね、段々脚が痛くなってきて上がらなくて歩けなくて。
で、病院行ったら手術しないとダメ。
腰の椎間板が4カ所どうにかなってるって。
おそらく狭窄症かなと。
で、違う病院行っても手術した方がいいと。
日にち決めましょうと。
そんな折、転んで肩ぶつけて腕上がらなくなって、また病院。
レントゲンで骨に異常ないからと、それでウチに来る。
診ると、腕上がらんけどこれ腱板損傷してるのではないか?と。
念のためもう一回病院行ってもらい、そしたら腱板切れてますと。
やっぱ切れてるんかい。
でも大丈夫だと。
大丈夫と言われたら、じゃあウチで施術しましょう。
歩くのもやっとだから腰もやりましょうと。
で、何回か施術して肩が痛くないと。上がると。
あら、そう?切れてるらしいけどまあいいや。
腰も施術して、脚が上がって靴下も履けるし新聞買いに毎朝コンビニまで歩けるようになったと。
良かったねえ。
相当体の傾きあったけど、段々なくなってってますからね。
腰の手術はこの方の場合、必要なかったんでしょう。
肩の腱板もまあ、なんとかなるもんですね。
別に切れたところが繋がったワケではないと思うのですが、単純に状態が良くなってくれたと認識してます。
しかし、腰はもちろん絶対的に手術が必要な場合もありますので、一概に「手術なんてしなくていいですよ!」とは言わないので。
基本的にはお医者さんがきちんと精査して手術。という判断が下されます。
そこで手術がどうしてもイヤな方は治療院という選択肢になるわけですね。
それで良くなればいいんですけど、「手術なんかしなくて良いですよ!」と言われて良くならない適当な施術を受け続けると悪化していく恐れもあり。
そういう場合は、治療院の見極めがとても大切。
でもそれが難しい。
西洋医学一辺倒の治療院もあれば東洋医学一辺倒もある。
でも偏り過ぎたら良くないですしね、患者さんにとっても。
こないだ別の患者さんに、「ここの整体は何式とかあるんですか?いつも触るとこ変わったりするけど」って聞かれましたけど、なんとなくその時の気分?で触るとこ変わったりしますよね。
型にだけはまっていたら気づけない事もある。
(あ、ちょっとこの人今日ここ触ろう)みたいな。
楽なんですけどね、型にはまった手技をすれば…
でも飽きちゃうから…
その時自分が触りたい場所が正解と思っています。
Don't think, feel.
で関係ないけど、ついこないだネットの記事で、全国的に治療院のレベルが低下しているとかいうのを見ました。
まあ、単純にこれだけ増えればそうなるでしょうな。
~と、その関係のお話は次回へつづく~
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