病院でヘルニアと言われた患者さんがいるんです。
足はシビれてて歩くのも痛い。
ひどい時は買い物中に車椅子乗ってたくらいの人。
手術はイヤだから別の整骨院にも通ったりして誤魔化しながら生活してたそうです。
んで、ウチにいらっしゃって施術してるんですけどね、普段も体操とか呼吸とかを真面目に毎日やっているそうで、今ではもう車椅子に乗ったりする事はなくなったそうです。
たまに腰が痛くなることもあるそうですが、ひどい時に比べると全然状態が良いそうで。
基本、施術は弱いです。
最低限、押したり、もんだり?して、施術の途中からもう体が緩んできてるのがわかるそうです。
そして、帰った後ちょっとだけ痛くなるそうなんです。
でもその後にちゃんと緩む。
よく、強いマッサージとか整体行った後、体痛くなるじゃないですか。
ほとんどの場合それは「好転反応」じゃなくて「もみ返し」なんですね。
もみ返しレベルの刺激入れてない人にこういう事が何回かあったんです。
あまり気にしてなかったんですけど、これが実際の「好転反応」なのかなって。
別に好転反応あろうがなかろうが、良くなりゃどうでも良いんですけど、好転反応ってざっくり言うと「体が治っていく課程で痛みを生じる事」という感じ。
つまり、
肝試しスタートして、途中のトンネル内がめっちゃ怖かったけどその後やっとの思いでゴールした。
でも帰り道にまためっちゃ怖かったトンネル内通って帰らないとダメ。的な感じ?
この場合の僕なりの好転反応の解釈。
ヘルニアに限らず痛みがある方って基本、体を固めてるんですよ。それが当たり前として頭と体にインプットされています。
固めているのが普通の状態。
で、施術した後体が緩まります。体が楽になります。
でも頭と体は前の状態が普通なんだと勘違いしています。「体の状態が変わってしまった!前の普通の状態に戻さなきゃ!」。
で、無駄にまた力もうとした際の痛み。
じゃあ何でその後また緩むのか?
どっちの体が良いのか迷ってるんだけど、緩んでる方が楽じゃない?って、また緩む。
で、体操とか呼吸とかしてるから心地よい状態を継続することができる。
せっかく緩めても気を付けずに今まで通りの体を固める生活をしてしまう人は、また段々と体がダークサイドに堕ちていくので痛めてしまう。
そんな感じでどうでしょうか?
あとついでに、最近のもう1人のヘルニアの方は、痛み止めを飲まなくて良くなったそう。
長年愛用していたコルセットも手放せそうな勢いらしいです。
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