何となく気づいてきたのですが、筋肉ってあくまで「補助」だと思うんです。
うん、当たり前なんだけど…
通常、例えば重たい物を持とうとする時に優先されるべきなのは、「どうやったら体に負担をかけずに持てるか」。
「こういう持ち方が楽だ」とか「こういう押し方、歩き方、投げ方が楽だ」ということを先人達は身をもって体験し、工夫し、自然と身につけていったのだと思います。
が、自分たち現代人は体を工夫して使う事をおざなりにしてきたのかも知れません。
本来は、
この荷物は重たい
↓
どうやって持とうか
↓
うん、体をこう使えば楽に持てる
ですが現代では、
この荷物は重たい
↓
自分の筋力不足
↓
筋肉をつけよう!
若しくは
この荷物は重たい
↓
筋力不足だけど筋トレとか運動やだ
↓
あ、この道具便利。使おう。
と、体をうまく使えないまま生活出来ています。
昔の工夫はすごいです。
大人の自転車は子供には大きすぎて乗れない。
でも乗りたい!
工夫して完成したのがこれ。
かんた。
いや、三角乗り。
工夫の結晶です。
今はそんなことしなくても子供用のあります。
昔は物がなかっただけに、創意工夫です。
んで、はじめに戻ります。
便利な物があふれている現代。
体の使い方が下手でも、いろいろな道具がなんとかしてくれる。
しかし、いざ体を使わなきゃならん場面。
「体の使い方わかんね」
「筋力つければ何とかなるんじゃね?」
筋トレ、筋トレ。
今度は体の使い方下手でも、筋力がなんとかしてくれる。
そして、より体の使い方が下手になっていくのでした。
これが、ヒト科から筋肉バ科へ退化した例です。
基本は体を上手く使えて、それで足りない時に筋力が体を補助する。
それが筋肉の使い方ではないかと思うんです。
筋力は添えるだけ。
それが真っ先に筋力依存で動くクセがついてしまうと、ケガや腰痛、肩こりetc…に繋がるんではないでしょうか。
筋力よりも、基本動作が大事。
僕も今、鍛錬中です。
体を楽に使うのって、楽しいです。
ムズいけど。
でもそれをしっかり身につけて、患者さん達にも教えられ、皆さんが健康になっていけばと。
すべての物事に感謝、お祈りを…
て言いませんよ。胡散臭い。
では(^O^)ノシ
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