先日、変形性膝関節症の方がいらっしゃいまして。
変形性膝関節症とは、膝の軟骨が減って炎症が起こって水が溜まって変形して痛くてどーのこーの。
細かい事知りたい方はgoogleさんへ。
整形外科で注射打ってリハビリしてという治療をされているようで。
お医者さんには「注射打たないと痛いままだよ」と言われるから不安なので定期的に行っている。
でも改善されない。
お医者さんが不安を煽る恐怖…
病院のリハビリでは、膝回りの筋肉を強化。
あとは自宅でも、指導された筋力トレーニングしたり、恐らく自己流になってしまった強いストレッチ。
日常生活も、けっこう活動的な方です。
運動もされています。
痛みを軽くしたい一心で、真面目な方ほど自宅で一生懸命トレーニングをしてしまいます。
「膝を鍛えるために、家でもこの筋力トレーニングしてください」
「こういうストレッチをちゃんとやっておいてください」
と言われてやってても、強さとか伸ばし方の具合を教わっていないので完全自己流になるんです。
そのせいで膝回り硬くして、回復も遅れているのでは…
ちゃんと教えられる人が行うリハビリはとても良いものです。
しかし、「変形性膝関節症にはこのトレーニングが良いらしい」くらいの認識しかなければ逆に膝を壊してしまうかも知れません。
そもそもこの患者さん
筋力あるのに筋トレ必要かね?
筋力低下している人なら効果的ですけど…
とにかく膝回りだけの筋肉を使わせているので、そりゃあ硬くもなりますね。
その部分的な硬さは体全体に伝搬します。
体の使い方がこじれます。
嫁姑問題。
「まずは日常生活での体の使い方をうまく出来れば、全体的にも楽に程よく筋肉が使われるので部分的な筋トレなんて必要ないよ、楽に動ければ膝の負担も減っていくよ」論です。
リハビリによっては、やり方、指導方法の誤解によって逆効果になり得るものも往々にしてありますので、疑問に感じたらどんどん突っ込んで聞いてみるとよろしいですよ。
(こんな事聞いて嫌がられたらどうしよう)とは思わずに。
突っ込んで聞かれてイヤな顔する人なんていないですから。
よく僕も突っ込んで聞かれますけどね。
その分、テンション上がって施術時間が伸びてしまうことも…
まあ、必要以上の筋トレは必要ないよということで。
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