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チョコミントと「マンデラ効果」

さて、ようやくこの季節がやってまいりました。

そう、みんな大好きチョコミントです。

 

夏だけじゃなくてオールシーズン置いといてほしいものです。

嫌いな人の多くは「ハミガキ粉みたいでやだ」って言うんですよ。

 

勘違いしないでいただきたいのは、そもそもミントが先ですからね。

ハミガキ粉にミントの味をお貸ししているんですよ。

 

「ミントがハミガキ粉の味がする」んじゃなくて「ハミガキ粉がミントの味がする」んです。

逆ですよ。

 

たぶんね、昔テレビとかのメディアで「チョコミントはハミガキ粉みたいで嫌い」って芸能人の人らが言っていて、それが脳の記憶として刷り込まれて、さも自分がそう言ったかのように記憶のすり替えを起こしたんじゃないかと。

催眠とか暗示の一種なんでしょうね。

 

「〇〇さんがお前の事好きって言ってたぞ」と言われた日からその子の事が気になって、段々好きになっていって、「自分も前から好きでしたよ、偶然両思いですね」っていうのと近いと思うんです。

 

 

僕は小さい時によく婆ちゃん家でハッカ飴を食べていた記憶があります。

たぶん、その幸せな状態とハッカが抱き合わせで記憶に存在しているから好きというのもあるのかも知れません。

 

別に、嫌いな人にチョコミントを好きになれとは思いません。

そんなもん食べなくても元気に生きていけますからね。

でも、チョコミントに物理的に何かされたわけじゃないのにやたら嫌いアピールする人。

それは、「あぁ、過去に記憶を改ざんされて嫌いと思い込まされているんだなぁ」と、勝手に僕が思っています。

 

あとね、サーティーワンのガラスケース覗いたときにチョコミントのとこだけが全然掘られてないのを見るとちょっと切なくなる。何回か掘られてるのを見ると、「同士がいる」と思ってちょっと嬉しくなる。

そんなもんです、チョコミン党。

 

 

さて、近い話で「マンデラ効果」というものがあるそうです。

南アフリカの指導者ネルソン・マンデラは1990年代に釈放され2013年に亡くなった。

それなのに当時なぜか彼が、1980年代に獄中死したと思い込んでいる人間が大勢いたとか。

この集団的な誤解を説明するために、超常現象の研究家が提唱した概念が「マンデラ効果」だそうです。

 

これは「記憶の誤り」と「社会的な作用」によるものらしいです。

起きてもいない出来事や経験を誤って思い出してしまう症状で、本人は嘘をついているつもりがないけども、話している内容は正しくない。

 

ある実験で、男性が自分の家族に子供の頃の出来事をいくつか話した。

そのうちの一つは、兄弟でショッピングモールで迷子になったという話し。

でもこれは作り話。

それなのに、それを聞いた彼の兄弟は実際にあったと信じたばかりか、さらに細かい内容まで付け足したそう。

 

 

そんな感じで、人間の脳は簡単にエラーを起こしてしまうんでしょうね。