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腰を落とす意味

スポーツや運動、労働などほぼ全てに共通して言われることは「腰を落として!」。

結果的に腰が落ちる格好になるんですが、大事なのは腰を落とす為の課程かと思うんです。

「腰を落とす」目的でやると骨盤が前傾したり力が入ってへっぴり腰になります。

 

腰を落とすという事は、腰の後ろの筋肉の力を抜いてやる。

そうすると骨盤を後ろで持ち上げている筋肉がゆるんでお腹の力も抜けて、骨盤がフッと後傾になります。

後傾になると膝の関節がゆるむ。

そして背部の筋肉がゆるんで体全体の無駄な力が入りづらくなる。

で、結果的に自然と腰が落ちている格好になる。

前回言った「丹田」「腰」の良い位置になります。

 

 

学生さんはスポーツ、部活動などで上手な先輩を見てみると大体変な力が入ってないですから。

「あの先輩、力抜けてるなぁ、簡単そうにやるよなぁ」って。

 

威張り散らしてるウザい先輩って、上手く見えるけど硬いでしょ?

筋力に頼り過ぎたパワープレイの人多いでしょ?

 

 

失敗する時も大概、力入ってる。

だからサッカーの試合でキーパーと1対1になった時にループシュートかまそうとして蹴ったら大幅にゴールバー超えた。

僕ですね。 

 

何でも最初は力入ってもしょうがない。

練習して繰り返すことで力の抜き方が分かってくる。

良く出来た時って無駄な力が入っていない。

そんな時は施術でも思わぬ副産物が。

 

最近の患者さん。前施術した後

「私、毎日体温測るんだけどこないだ来た次の日から朝36.2℃あるのさ!」

「んん…36.2℃…?」

「私何十年と平熱35.5℃なのさ!36.2℃なんて風邪引いて熱出た時なのよ。でも体調悪くないしおかしいなと思ってたのよ、昼に測ったら平熱に戻ってたけどね」

 

 

都合の良い解釈しますが、自然治癒力って眠っている間に特に発揮されるんですよ。

 

施術をして体がリラックス状態になります。細胞レベルで良くなっています。

眠っている間に、自然治癒力が今までより高まります。

体を良くするために、自身で熱を産生しようと働いて熱を上げたと。

まあ昼頃にいつもの低体温に戻ったのは、今はまだそこまでという事で。

でも着実に体が良い方に進みますという事で。

 

 

はい、だいぶ話が逸れましたが「腰を落とす」という事は、ただ落とすのではなくて無駄な力を抜いて結果的に「腰が落ちる」という事ですね。

そうすることで色々体にとって都合が良い。

 

取り戻そう、日本人の姿勢!