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台風と地震を経て

「札幌は災害とか今までなかったから大丈夫だろう」と思っていました。

 

ところが、9月5日の夜中に台風が来て雨風の音で眠れず、朝起きたら至る所の街路樹が折れていたり根元から土をえぐって倒れていたり…

 

 

翌日の9月6日は夜中に地震。

札幌でこんなに大きな地震は初めてで、かなり焦りました。

北海道中が停電。

外に出たら真っ暗で、皮肉にも星がきれい。

 

 

少しずつ明るんできて、車にスマホを充電しに行って車のテレビをつけたら、道内史上最大の地震だったんだと。「「北海道胆振東部地震」と名付けられました…」って、正直名前どうでもいいわ。

 

 

家は電気が止まっただけで、まだ良い方でしたが。

当日は朝からコンビニやお店も電気が止まっていて大変な中、店員さんは電卓で計算してレジをこなしていました。

もう、どこも行列です。

スマホの充電器なんかありゃしません。

電池もなし。

カップ麺類も。

うん、出遅れた。

ただ、買い占めは勘弁願いたい。

 

信号なんて点いていない中、車はお互い譲り合いで走行。

地下鉄もJRもバスもストップ。

 

 

シャワーは入れず。

夜はローソク。

暗くなりゃ寝る。

明るくなって明るいウチに活動。

人間本来の原始的なリズムです。

 

 

二日目には大鍋で湯を沸かしてくれて、浴槽に入れて温かいお湯で体をキレイにできまして。

お湯で体を洗える幸せ。

 

 

その日の夜もローソクで過ごしていると、奥さんが「…え!?ボイラーの音聞こえる!?」。

洗面所の電気のスイッチを押して、電気が点いた時の「ついたーーー!!」という、たまのランニングのような感動。

人類で初めて電気を発明した人に近い喜び。

だって、本当にいつ電気が復旧するのか分からない状態だったんですもの。

 

 

でもすぐ節電しましたよ。

まだ復旧していないところがたくさんあるもの。

 

 

 

 

勉強になりました。

今まで大丈夫だったからと言って、これからも大丈夫なワケではない。

頭では分かっていたけど身をもって。

もう、日本でどこも安全な場所なんてないということ。

 

 

 

そして、一週間以内にまた大きな地震がくるかも知れないので油断しないでという。

こわいこわい。もうやめましょうや。

 

 

本当にみなさん、懐中電灯(ランタン型も)、ラジオ、電池(単一から単三)、電池式スマホ充電器は最低限用意しておかないと停電時は動けなくなります。

中でも、アナログのラジオは本当に必要なんだなあと特に感じました。

 

「スマホでもラジオ聞けるよね」と思うでしょうが、スマホのバッテリーが惜しいのです。

 

 

非常時は、なんだかんだアナログが一番す。

 

公衆電話にも行列ができたそうな…

 

 

では、もうこれ以上各地で震災が起こらない事を祈ります。