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健康迷子

「最近の若いもんは」って

何百年前から言われてきたのでしょう。

 

どの時代にも「最近の若いもん」は、いたわけで。

 それを一括りにするのはいかがなものか。

 

 

確かに、よろしくない若もんもたくさんいますが

同時に、素晴らしい若もんもたくさんいる。

 

なんなら「最近の若いもんは」って言ってるおっちゃん方にも

しょーもないおっちゃんもたくさんいるし、素晴らしいおっちゃんもたくさんいる。

 

 

世代で一括りにするのはよくないですね。

 

 

んで、一括りというと、

「足を組む」のは「悪い」という浅はかな風潮。

 

 

何が良くないの?

 

 

上っ面だけ言えば、

片側の股関節が広がり、骨盤が開き、腰の骨が傾き、背骨が…肩が…etc

 

て事でしょう、どうせ。

 

  

そりゃあ、まあ、毎日毎日デスクワーク中にずう~っと片方だけで足組んでりゃ

そうなるかも知れませんが、交互に組んでりゃ大丈夫。

 

むしろ、足も組まず、ずっと「良い姿勢」でデスクワークしてる方が良くない。

 

 

足を交互に組んだり、ビンボー揺すりしたり、だらーっと座ってみたりしてた方が、

よっぽどいいです。

 

 

『静』ではなく『動』にすれば良いわけで。

そのためにちょくちょく体勢を変えてればいいって事です。

 

 

 

いつからか、「足を組むのが悪い」

あぐらは股関節に悪い」

「正座は膝悪くする」

などなど言われるようになりました。

 

 

じゃあ昔の人達は、さぞかし身体が悪かったってことになります。

 

でもそうじゃなかった。

やはり身体の使い方が上手かったのでしょう。

 

 

今やいろんな人達が「あれ悪い」「これ悪い」

「実はこれがいい」とか適当に言ってるから

真に受ける人がいて踊らされて、「健康迷子」になって身体も崩しているのかな?

 

 

 

それで、テレビの話ですいません。

以前、Sンプラザ中野くんがテレビで、腰痛予防のために、フローリングの上に直で寝ている。

それを10年間続けていて、それからは腰痛になっていない。

 

そんな話をしていました。

それに対して、医者だか誰だかが、「それは、実は健康には良くありません」

みたいな否定的なことを言っていました。

 

 

おそらく、固いとこで寝ると筋肉がリラックス出来ないで、

緊張状態になるとかつまらない理由なのでしょうけども、

固いとこで寝ても自分の身体を緩ませる事ができている中野くんの方が、

自分の身体を緩ませることができないその医者よりよっぽど健康ですね。

 

 

 

僕は、患者さんに「〇〇してるんだけど、やり方あってるのかな」と聞かれれば

正しいやり方誘導しますけど、

「毎日これやってるから、私は健康なのさ!」って言ってる健康な人に対しては

余計な事は言わない。

 

もうそれが本人にとっての正解!!

 

それで良し!!