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ヘルニア国物語

先日、腰と脚が痛くて整形外科に行ったら、「ヘルニアぎみと言われた」という患者さんがいらっしゃいました。

 

どうも、中村・OF・月寒はーと整骨院です。

 

 

 

○ヘルニアって何よ?

誤解されている方も多いですが、ヘルニアとは、「突き出した」とか、「脱出した」ものという意味。

椎間板の中の「髄核」が「脱出した」状態。

 

 

○椎間板とか髄核って何よ?

背骨の骨(椎体)と椎体の間に椎間板はあり。

主に「髄核」(水分を多く含んだゼリー状のものですね)と、髄核の周りを何層にも覆っている「繊維輪」で出来ています。

 

 

○それが何よ?

それがクッションよ。

例えばアンパン。外側のパンが「繊維輪」。アンコが「髄核」。

 

 

立ったり歩いたり、椎間板に荷重がかかる事で、髄核の水分が椎体に移動し、クッション性を高めます。

 

 

寝ている時は荷重がかかりません。

だから椎体の水分がまた髄核に吸収されます。

椎間板に水分が増えると言うことは?

 

 

椎体の間が広がるので、身長が伸びますね。

だから朝と夜では、朝の方が背が高くなるんですね。

 

 

でも、髄核の水分って、加齢と共に減っていくんですよ。

身長が縮んでいく一因。

 

 

 

はい、その「髄核」は、体を前に倒すと後ろ側に移動します。

後ろに倒すと前側に移動します。

 

 

前屈みで長時間作業しますよね。

前に言いましたけど、後ろの筋肉伸ばされてつっぱってますよね。

腰の骨も後ろにひっぱられるんですね。

「髄核」も後ろに行きますよね。

 

 

そこで、体を元に戻そうと、腰伸ばします。

普通なら、ちゃんと腰の骨も前に戻りつつ、髄核も定位置に戻ります。

 

 

 

しかーし、伸ばされ過ぎた筋肉で、周りの動きについて行けず、後ろに取り残された腰の骨があるとします。

すると、髄核も後ろに取り残されたままです。

 

髄核は後ろにありますからね。その状態で、一つ上の椎体が定位置に戻りますから、髄核の部分を挟みます。

そして、「ギクッ!」といきます。

 

 

 

ギックリ腰を繰り返すと、その部分の髄核は後ろ側にいきます。

そして、最初に言いました「繊維輪」の後ろ側を破っていき、さらに椎体の間の後ろを守っている靱帯を破る。

 

 

で、「髄核」が後ろの外に出て行き、こんにちは。

髄核こんにちは。

 

 

簡単に言うと、アンパンの端っこ押したら、押した側と反対からアンコ出てきますよね。

アレです。

 

 

その、こんにちは髄核が、後ろを走る神経にたまたま触れてしまったら、場所によって、腰の痛み、脚のしびれ、筋力低下、などなどを引き起こします。

 

 

 

はいそこで、そのヘルニアって神経に触らなければ平気なのでは?

そうなんです、平気なんです。

悪さしなきゃ、イイんです!

 

 

だから、レントゲン撮って、「ヘルニアあるね」と言われても、その脱出場所で悪さをしているのがごく一部だということ。

 

 

以前、知り合いの先生が、「腰痛持ちじゃない人でもヘルニアある人いっぱいいるよ」と。

 

 

 

だからお医者さんに言われても、すぐにガッカリしないで。

前述の患者さんは全然ヘルニアじゃなかったです。

ヘルニアどころか、よくよく検査していくと、腰に原因はありませんでしたからね。

 

 

 

なんか長くなりましたが、飽きました?

 

ついでに、高齢になると髄核の水分は低下します。

低下すると、髄核の動きも鈍ります。

だから、その年齢までいくとギックリ腰にはなりづらいんだとか。

 

 

 

 

 

 

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